【長寿のスパイス】キャベツで胃腸の病気を防ぎましょう

キャベツはほかの葉菜類に比べても、健康に重要な栄養素を豊富に含んでいます。
特に多いのがビタミンCです。

ビタミンCは不足すると傷が治りにくくなったり、ウイルスによる感染症にかかりやすくなりますが、活性酸素の攻撃から体を守る抗酸化の働きもします。キャベツは古代ローマ時代から薬用野菜として栽培されてきた実績があり、
現在でも癌や胃に発生しやすい腫瘍などを予防する野菜として注目されています。

キャベツで特に注目されるのは、大量に含まれるビタミンUはストレス系の胃潰瘍を治すのに効果があり、
胃の粘膜の損傷を修復する働きも注目されています。

ビタミンUは正式にはビタミンとして認められてはいませんが、ビタミンと同じような働きをすることから「ビタミン様作用物質」といわれている栄養素。 別名を「キャベジン」といい、胃腸薬に含まれている成分としておなじみです。

現代社会は、ストレス社会と言われていますが、キャベツはストレスに弱い方の強い味方です。キャベツにはさらに潰瘍などによる出血を止める作用や、カルシウムを骨に吸収されやすくするビタミンKも含まれています。

カルシウムやカリウムなどの含有量も多く、食物繊維も少なくありませんから、整腸効果も期待できます。

千切りにして生食が理想で、冷水にさらします。
いつまでも水につけておくとビタミン類が流れ出てしまいますので、さっと引き上げましょう。
いつもの食事にキャベツを上手に取り入れて、胃腸の健康を守りましょう!

ビタミンUを多く含む食べ物

キャベツ・レタス・パセリ

ビタミンUの効能

抗潰瘍性機能、つまり胃潰瘍になりにくくする機能があります

ビタミンKを多く含む食べ物

納豆・春菊・クレソン

ビタミンKの効能

骨にカルシウムが沈着するのを助けたり、血液の凝固因子を合成するのに必要な栄養素。