【介護のマメ知識】 病気のサイン

貧血の見分け方

貧血かどうかを診断するには、目瞼結膜(下まぶた)の色合いを確かめてみましょう。
人差し指か中指の腹を目の下に軽く押し当てて、下に下げると、目瞼結膜を観察することができます。

普段は赤色をしていますが、これが薄い赤色になると貧血と言うことになります。

軽度~中等度の貧血では、顔色は青白くなりますが、中等度~重症の貧血では、顔色が黄色っぽくなり、
肝臓病(黄疸)と間違われることがあります。
注意しましょう。

顔の形が左右不対象

顔の形が左右不対象の場合には、脳の病気が疑われます。

脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などで、一方の神経が圧迫されたり、血流が遮断されて栄養が届かずに神経の動きが低下、
廃絶すると、その神経が支配している片方の顔、目、耳、舌などに麻痺が生じるためです。

まぶたが閉じられない

まぶたが閉じられないとき、顔面神経マヒが疑われます。

顔面神経に支配されている眼輪筋の収縮ができない状態です。
顔面神経に栄養が送れなくなる脳卒中(出血・梗塞)などの他、腫瘍、炎症、ヘルペス(帯状疱疹)なども原因で起こります。

 

高コレステロール血症

まぶたに黄色いイボができる。
血液中のコレステロールが260mg/㎗以上になると、まぶた、手のひら、手指の関節の内側など、
シワの部分に黄色いイボのような塊ができやすくなります。
こんな時は高コレステロール血症が疑われます。

まとめ

体の変化に、病気のサインが出ていることがあります。
心配な時は早めに医師に相談しましょう。