【介護のマメ知識】とろみ調整食の上手な使い方

入れすぎはNG!

とろみの付き方は、加える液体や料理の内容や温度、とろみ調整食品を加えてからの時間などによっても異なります。
食べる時のとろみの状態をよく確認しましょう。とろみの濃すぎるものは、お餅の様に口の中やのどに貼りついてしまう危険性があります。

とろみ調整食品

 

また、料理の味が落ちる原因になります。
入れすぎに注意しましょう。

調理の段階で使う時は

食材をミキサーにかける時に、とろみ調整食品を入れ、さらに必要であれば水やだしを加えてとろみ具合を調整します。
また、食べる前に必ず食べられる状態か確認しましょう。

加える時のコツ

とろみをつけたい液体や料理をよくかき混ぜながら、少量ずつ加えていきます。

とろみが均一にならず、だまが出来てしまったら取り除きます。
ダマや粉のまま食べると、のどにつまる場合があるので、絶対にやめましょう。

更にとろみを加えるには?

一度とろみを付けたものにさらにとろみを付けたいときは、別の容器に濃いめのとろみ調整液を作り、混ぜながら少しずつ加えます。
直接足すとだまになりやすいので注意しましょう。

とろみ調整食とは

飲み物や食べ物に加えて混ぜるだけで、適度なとろみを簡単に付けることができる粉末状の食品です。
ゼリー状に固めることができる物もあります。
とろみを付けることで、飲み物や食品が口の中でまとまりやすくなり、ゆっくりとのどに流れ、誤嚥を防ぐ働きがあります。

とろみ調整食品は、冷たくても温かくても温度に関係なく、飲み物にとろみを付けることができます。
※飲み物の温度や種類、量によってとろみの付き方が異なる場合があります。

ぱさつくものや小さく切ったものにとろみ調整食品であんやソースを作ってかけると、料理にまとまりがでます。

とろみ調整食品を上手に利用し、誤嚥予防に役立てましょう。