この度、2021年1月20日から22日に東京ビッグサイトで開催される「ロボデックス」に、新たに試作した小型サイズで簡単に自動走行ができる「メモリトレース機能」を備えた自動巡回ロボットを展示します。なお、本ロボットには、有人空間でも使用可能な(※5)ウイルス抑制・除菌技術Care222®を用いたウシオ電機株式会社製UV光源モジュールを搭載しております。
当社では移動ロボット技術の特長である「非接触」「自動巡回作業」「省力化」などを活かし、公衆衛生や感染症対策への活用について、除菌専門事業者と連携しながら模索を続けております。本展示を通じて、特に緊急度が高い病院、療養施設などの現場の的確なニーズの把握や、ロボット技術活用の選択肢をご提案いたします。
また、オンラインにてバーチャルブースへお越しの方につきましても、ご希望の機種や時間帯について調整させていただきながら、会場における実機説明とビデオ接続をさせて頂くことを予定しており、感染症対策の中で多くの方にご紹介ができるよう準備しております。
展示ブースでは他にも、農業向けのクローラー型ロボットや、メモリトレース機能を備えた自動走行モビリティロボット「ガルー」、シンガポール子会社から海外販売を開始した自動追従機能&積載搬送のみのシンプルモデルである「サウザーライト」などの国内未発売品をマーケティングのために実演展示致します。また、販売中の協働運搬ロボット「サウザーEシリーズ」や「サウザーベーシック」も会場にて実機の体験をして頂けます。
■ 小型サイズで「メモリトレース機能」を備え、Care222®を用いたウイルス抑制・除菌用UV光源モジュールを搭載した自動巡回ロボット
当社として最小サイズの協働運搬ロボット「サウザーミニ(仮称)」として、横幅450mm、全長470mmで先端部が大きな円形からなる小型機を展示します。
この小型ロボットは、2020年10月新発売のサウザーベーシックと同様に、320度の広い視野角で40mの長距離を計測できるレーザセンサを標準的に備えることでメモリトレース機能を実現することが出来ます。また、カスタマイズやインテグレーションによって各現場や運用にフィットした機器構築をするためのインタフェースを備えた「Eシリーズ」としてラインナップに加わることが予定されています。
展示では、Care222®を用いたウイルス抑制・除菌用UV光源モジュールを搭載し、より高い小回り性など運用性を高めた自動巡回除菌ソリューションを想定した試作機を展示します。
本機器は紫外線照射モジュールを含まないベースユニットとしての量産化を当社にて並行して推進し、2021年度内の発売を予定しています。ベースユニットは除菌業務を始めとして、例えばバックヤード通路など狭い環境での搬送や、エレベータなどを含むサービス現場での搬送、自動走行サービスロボットのソリューション構築のベースユニットとしても活用いただけることを想定しています。
■ その他の展示品
展示会には、マーケティングを目的として国内未発売の機器を複数展示することを予定しています。
農業向けのクローラー型ロボット「メカロン」は、果樹農家などが通年の畑仕事で活用する汎用的なパートナーとなり、IP44の防塵防水性能や、家庭用高圧洗浄機での泥落としが可能なメンテナンス性能を計画しています。また、農家自身が荷台の上をカスタマイズしたり、過酷な路面でも走破・牽引できることも特長です。正式販売時期や価格は未定ですが、展示するマーケティングモデルの貸与やテスト販売については2021年上期を目標としております。マーケティングモデルと並行して、農業研究者向けには研究開発用の追加機能やインタフェースを有したEシリーズとしてのクローラー型ロボットを計画しています。
車椅子型の自動走行モビリティロボット「ガルー」は、既にシンガポール子会社が空港関係事業者や介護事業者へ販売導入しています。展示会では、本製品に簡単に自動走行できるメモリトレース機能を搭載したマーケティングモデルを実演展示します。
操作者が搭乗している状態では車椅子として公道(歩道)を走行できる規格であり、車体後部にはヘッドレストと合わせて200m級の超長距離を3次元計測できる3D-LiDARを搭載しており、あらゆる街中や建屋内での自動走行に適します。
正式販売時期や価格は未定ですが、街中公道自動走行の実証実験などに活用することが出来ます。
シンガポール子会社では、アジア地域の販売パートナーに対し、自動追従機能&積載搬送のみのシンプルモデルである「サウザーライト」を試験的に販売開始しました。本機体についても展示を予定しています。
サウザーライトは、国内販売中のサウザーEシリーズやサウザーベーシックのように1台ずつ販売・カスタマイズする形態とは異なり、限定的な仕様の機器を大手事業者が一括導入する際に低価格化を実現することを想定した商品です。スタンダードサイズ(荷台サイズL800×W600)とコンパクトサイズ(荷台サイズL650×W550)の2種類があります。荷台の高さが365mmと低床化されているため、スタンダードサイズでは大容量の積載型ロボットとなり、コンパクトサイズでは作業機器(例えば噴霧器と液剤など)とその電源等を積載して狭いドア間を抜けるスムーズに運用できる追従型作業機器とすることを想定しています。
■ 展示ブースのご案内
当社の展示ブース番号は東京ビッグサイト青海展示棟A3-10を予定しておりますが、運営上の理由により直前まで変更される可能性がありますため、当日に弊社ウェブサイトまたは会場の掲載物において再確認をしていただけますようお願い致します。同時刻での入場者数の制限が必要となる可能性もあるため、想定される混雑時間帯を避けるなどについてもご検討をお願い申し上げます。なお、行政機関からの指示等に基づき、展示会が中止や延期となる可能性も想定されますため、くれぐれも来場前に開催状況の確認をお願い致します。
ご来場される皆様への展示ブース内での感染症対策のご協力ならびに、各自の感染症対策についても重ねてお願い申し上げます。
■ 本リリースに関するお問い合わせ
本リリースに関するお問い合わせやアポイントメントのご依頼については、当社のウェブサイトのお問い合わせページよりご連絡いただけますようお願い申し上げます。
なお、2021年1月20日から22日に開催される第5回ロボデックスにおいても、当社ブースにて実機をご覧いただくことができますのでお気軽にお立ち寄りください。 ※オンラインブースへの来場・商談も可能です
第5回ロボデックス-ロボット開発・活用展-:https://www.robodex.jp/ja-jp.html
会期:2021年1月20日(水)から22日(金)
会場:東京ビッグサイト 青海展示棟
当社ブース番号:A3-10
事前のアポイント登録は、以下のリンクよりお願いします。
(直接アクセスできない場合は、URLをコピーしてブラウザに貼り付けてください。)
【展示会場】
https://jan2021.tems-system.com/exhiSearch/Email/jp?id=9f7JtmZ7UBA%3D&type=2&exhi=18
【オンライン会場】(以下のリンクで登録後、オンラインブースへの来場が可能になります)
https://www.robodex.jp/ja-jp/lp/visit/online20201126.html
※1 【つくば市初】図書館などの公共施設を紫外線で除菌作業する自動巡回ロボットを導入 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000290.000028199.html
※2 ロボットメーカーのDoog、公共施設内を自動で巡回しUV-C紫外線照射をするロボットの稼働を確認 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000043289.html
※3 運搬ロボット【サウザー】のDoog、コロナウィルス軽症者等を受け入れる宿泊療養施設での無人配送ロボットの導入検証に協力 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000043289.html
※4 Doog、シンガポール子会社が公衆衛生・予防対策のプロジェクトからの要請で消毒薬噴霧散布ロボットを準備 。コロナ予防対策 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000043289.html
※5 人が一日に浴びてもよい222nm紫外線の許容限界値(TLV)はACGIH(アメリカ合衆国産業衛生専門官会議)およびJIS Z 8812(有害紫外線放射の測定方法)により22mJ/cm²以下(1日当たり8時間以内)となっています。
※Care222®は、ウシオ電機株式会社の子会社であるUshio America, Inc.の商標登録です。
※Care222®の詳細はウシオ電機株式会社のウェブサイトをご覧ください。https://clean.ushio.com/ja/care222/
【参考URL】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000043289.html