人生100年時代、自宅の改修や住み替え、いずれにしても早めが肝心～高齢期の住まい方オンライン相談窓口を開設します～

一般社団法人高齢者住宅協会（東京都千代田区）は、高齢期の自宅の改修や住み替えの総合相談を、オンラインで提供するサービスを、2020年12月2５日から開始します。

一般社団法人高齢者住宅協会（東京都千代田区）は、高齢期の自宅の改修や住み替えの総合相談を、オンラインで提供するサービスを、2020年12月2５日から開始します。ユーザーは、全国どこからでも、エキスパートの相談員へ将来の暮らし方について相談することが可能となります。

総合相談画面

お悩みの内容に沿って相談員を選択

◆サービス開始の背景

住み慣れた自宅でいつまでも暮らしたいというのは、多くの人が希望する高齢期の住まい方です。

国土交通省は、2019年3月に、高齢期を健康で快適に過ごすため、早めに住まいを改修するメリットや改修の際に配慮すべきポイントをまとめたガイドラインを発表しました。地域の在宅医療や在宅介護サービスが充実しつつある中で、高齢期に適したリフォーム（ヒートショック対策や転倒予防など）をした上で、愛着のある自宅に住み続けることは現実的な選択肢となっています。一方で、郊外の広い戸建から、駅前のコンパクトなマンションへの住み替えという選択をする人も増えていますし、将来介護が必要になった時にはサービス付き高齢者向け住宅などに住み替えたいという人も多くなっています。

しかしながら、まだまだ元気なアクティブシニア期には、将来の住まいについて考えることを「まだ先のこと」と先送りにしがちです。自宅をリフォームするにせよ、住み替えるにせよ、自ら情報収集して判断できるうちに、将来の住まいについての備えをしておくことが重要です。

リフォームを決めた人のためのリフォーム相談窓口や、住み替えを決めた人へ向けての老人ホームなどの紹介窓口はこれまでも展開されていますが、住み替えるか、自宅をリフォームするかなどの高齢期の居住の場の選択の相談先は多くはありませんでした。また、介護が必要となった人に対しては、公的な相談窓口が整いつつありますが、まだまだ元気なアクティブシニアの相談先は明確ではありません。

そこで、住み替えるか、自宅をリフォームするかなどの、高齢期の住まい方について、将来を見通して考えておきたい！というシニアの方々を対象にした、オンライン相談窓口を開設することとしました。

◆オンライン相談の内容

ご相談に対応する相談員は、国土交通省の「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」に沿った研修を受講したエキスパート若しくは、在宅介護現場での経験が豊富な者が対応します。

オンラインで相談を実施することで、お手持ちのスマートフォンやタブレットから、全国どこからでも、外出することなく、相談員と会話をすることが可能です。

相談時間は約１時間を予定しております。本人や家族、地域の状況を踏まえ、高齢期の状態変化を見通して、それぞれの方の疑問点を整理しつつ住まい方の提案をすることを基本としています。各相談員の得意分野に合わせて、①在宅介護等に関わる相談全般、②高齢者向け住宅のご相談、③自宅のリフォームのご相談など、順次相談メニューを充実させていきます。（スタート時は①と②）

◆今後の展開

高齢期の居住の場の選択について、今回を第一弾に、ご相談者のニーズにマッチした相談メニューへ充実させることと合わせて、相談に対応する相談員に対する研修事業を実施することで、相談員も充実させて参ります。

高齢者住宅協会では、今後も、高齢者の住生活や高齢者住宅の住空間を豊かにする取り組みを行って参ります。

◆早めの自宅改修や住み替えのためのオンライン総合相談の概要について

＜ホームページURL＞