【長寿のスパイス】糖質の摂りすぎは万病のもと?

糖質とは?

甘い食べ物だけ≠糖質
「糖質」は甘い食べ物だけではありません。
米や小麦などの穀物、いも類に多い「でんぷん」も糖質です。
糖質は、たんぱく質や脂質と並ぶ3大栄養素の一つ。からだのエネルギー源になっています。

炭水化物イコール糖質+食物繊維

炭水化物には、消化・吸収されずに腸まで届く「食物繊維」が含まれます。
糖質と食物繊維ではからだの中での作用も大きく異なるので、区別して考える必要があります。

ごはん(100g)→糖質36.8g

パスタ(100g)→糖質69.5g

食パン6枚切り(1枚あたり)→糖質26.6g

うどん(一玉あたり)→糖質41.6g

糖質の摂りすぎは万病のもと!

糖質は1g=4KCal。
一日の総エネルギーの6~7割を糖質から摂るという基準が厚生労働省から示されています。

年代や性別によって個人差はありますが、日本人の食事摂取基準では、1日の必要最低量はおよそ100gと推定されます。
糖質を過剰に摂りすぎると、余った糖質(ブドウ糖)が中性脂肪に変わり、体脂肪となって体に蓄積されていくのが肥満です。


ブドウ糖とたんぱく質が結びつく「糖化」では、肌や骨の老化が加速してしまいます。
全身の血流も悪くなり、動脈硬化や糖尿病が進行するだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、認知症やがんのリスクも高くなるので、
糖質の摂りすぎには要注意です。

今は市販の糖質制限食が販売されていますので、上手に利用して、糖質の摂りすぎに気を付けましょう。