【長寿のスパイス】交互嚥下のすすめ

食べる力に合わせた食事の工夫 ~交互嚥下のすすめ~

お食事の際に、口の中やのどの途中に食べ物のかすがいつまでも残ってしまい、
困ることはありませんか?

そんな時は交互嚥下がおすすめです。

かむ力や飲み込む力が弱くなると、食べ物のかすがお口の中に残りやすくなります.
そんな時は、のど越しのよいゼリー状の物やポタージュなどを食べると、
口の中やのどの残留物が一掃されやすくなります。

このように形状の異なるものを交互にとって嚥下を促すことを、交互嚥下と言います。

嚥下を助けるのど越しのよい料理やゼリーはご自宅でも作ることができますが、
市販の商品を利用すると手軽です。
また、とろみをつけたお茶や、ゼリーにしたお茶もおすすめです。

献立にこうした食品を1品加えると、自然に交互嚥下ができてお食事がスムーズになります。

そして気を付けたいのが、お茶などの飲み物にとろみを付ける事です。
水のようなサラサラな液体では、素早くのどに落ち、嚥下反射が遅い人は食道ではなく気管に入ってしまうことがあります。
一方、とろみのついた液体は、のどに落ちるまでの速度がゆっくりなので、嚥下反射が遅い人でも比較的安全に飲み込むことができます。
こちらも市販の商品なら、とろみ材を溶かす手間がはぶけて便利です。

交互嚥下を上手に取り入れてお口の健康を保ちましょう!